浜岡の防波壁かさ上げも検討 21m津波想

民主党鳩山由紀夫元首相が、毎週のように週末に地元に帰り、支持者との集会などを重ねている. 次期衆院選をにらんだ足場固めだが、民主党への支持低迷に、米軍普天間飛行場移設などをめぐる鳩山氏への風当たりの強さも加わり、本人も危機感を深めているようだ. 28日も地元・北海道室蘭市であった夏祭りの輪に、はっぴをまとって飛び込んだ. 首相経験者がこれほど頻繁に地元入りするのは異例. この日は祭りの参加者から「離党するの? 」ときかれ、お祭り気分も手伝ってか、「後で電話します」とおどけてみせる場面もあった. 中部電力は16日、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)で、18メートルの防波壁のかさ上げも視野に津波対策の見直しを検討していると表明した. 当初想定の津波は15メートル. しかし、最大21メートルが押し寄せるとの想定が示され、中部電が目指す再稼働にはいま進めている対策では不十分、との声が地元自治体などから出ていた. 原子力部長の増田博武氏らが名古屋市の本店で記者会見し、明らかにした. 新たな想定を公表した内閣府の検討会から詳細なデータを取り寄せ、これを数カ月かけて精査する. 精査の結果しだいで、12月の完成を目指している高さ18メートルの防波壁のかさ上げなど、津波対策の追加や見直しを進める. ルイ・ヴィトンのトラベルケースに納められ