アーサーとミニモイの不思議な国』

10作撮ったら引退する」と公言していたリュック・ベッソンの映画監督としての最終作のはずなのに、なぜかパペットムービーでしかも3部作構想によるシリーズ化が決定しているのか、その真相を確かめるべく見てきましたが、先日 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 序』 を見てきたせいか、アニメーション作品としては物凄く気持ち悪い映画に思えてしまいましたよ. というのもまずこの映画、ストーリーそのものが『ロード・オブ・ザ・リング』や『ミクロキッズ』などと意識しすぎて全然新鮮味がないうえに、アーサーという名前だけで何のためらいもなく聖剣伝説のくだりが登場する薄っぺらさ. しかも主人公なのにパペットはかなり不細工. そして何よりも一番気持ち悪いと思ったのは、この10歳のがきんちょがセレニア王女に恋をするシーンでした. 前半でセレニア王女が描かれた紙にキスをするシーンはまだしもこのアーサーくん、10歳にして990歳年上の女性と「子供を作ることを前提に」結婚したいと考えるんですもん. 10歳にしてなんて破廉恥なことを おばあちゃんが聞いたら涙流すどころじゃ済まへんで! とツッコんでしまうくらい、あまりにも子供向けとは思えない思考回路に正直ドン引きしてしまいました. しかもセレニア王女の声優さんはあのマドンナですよ. マドンナとフレディ・ハイモア・・・想像しただけで悪寒がする(((( ;゚д゚))) で映画の内容はこんなもんで、肝心のリュック・ベッソン監督がなぜにパペットムービーを自身の映画監督作の最後に選んだかという疑問ですが、エンドロールで彼のパペットが登場した時に確信しました. このおっさん、今後はこういう子供向けの事業を展開していく気やな・・・と. というのもこの映画にはこれまでの映画監督リュック・ベッソンの色がほとんどなく、それよりも事業家としての匂いがぷんぷんしてきたのですよね. おそらく彼自身には映画監督としての立場にはもはや未練がないのでしょうね、あまりにも次を見据えて行動している様子に、長年彼の映画を見続けてきた者としては最後くらいファンを喜ばせる作品にしてくれよ! と少し残念に思えました. やはり『グラン・ブルー』 『ニキータ』 『レオン』 は奇跡だったのか・・・. もう彼の監督作を見れないと思って映画館に足を運んだ私としては期待外れというよりも、事業家リュック・ベッソンというあまり好ましくない面を大いに見せられたという感じでした. 深夜らじお@の映画館 はエリック・セラのスコアは大好きです. ひたすらモンスターをクリックするだけ. クエストという名のお使いを往復するだけ. そして傍若無人な他プレイヤーがいても、指をくわえて見ていることしかできないMMORPGに、もう飽き飽きしていないだろうか? ロッソインデックスが2009年12月1日に正式サービスを開始した『アルカディアサーガ』は、そんな従来のぬるま湯MMOと一線を画す、本格派オンラインRPGだ. アクション性の高い戦闘システム、豊富な生産スキルとハウジングなどの定番システムに加えて、PKや亜人の襲来など、生き抜くためには戦わねばならないシビアな世界が待っている. カジュアル系MMOはお腹いっぱい! という読者には、ぜひこの骨太なタイトル『アルカディアサーガ』を体験してほしい. 自分の財産は自分で守れ! 信じられるのは己の力のみ 本タイトルでは他プレイヤーを攻撃するPK(Player Kill)行為が禁止されていない. なにしろ舞台は、何もない大地で一から理想郷を作ろうという開拓時代. 実力だけが物を言う、弱肉強食の世界. 普通は安全が100%確保されている町中だって、人が集まれば当然悪人もその中にはいるわけで... 常に気が抜けない緊張感がたまらない. また、誰を信じてよいのか分からない混沌とした世界だからこそ、ゲーム内で知り合えた信じられる仲間との絆は、既存のMMORPGよりもずっと強くなる. もちろん無差別に弱いものいじめができないよう、レベル9以下の新人プレイヤーはシステム上PKが不可能なので安心してほしい. 憩いの空間マイハウスを持てるハウスシステム モンスターとの戦いやPKを警戒するフィールドに疲れたら、自分だけのくつろぎエリア、マイハウスで時間を過ごしたいところ. 『アルカディアサーガ』ではゲーム内通貨さえ払えば、誰でも自由に家を建てられる(一部エリアを除く). 友達同士で近くに家を建てればちょっとした集落に. 自宅は荷物の一部を収納できるのはもちろん、様々なタイプの家具で飾り付けたり、生産施設を設置すれば、誰にも邪魔されず生産スキルの修行に励めるのだ. さらに留守中もマイハウスをお店にして、アイテムを販売できる猫型店員(? )"ベンダー・ザ・キャット"の姿に癒されつつ、まったりとした時間が過ごせる. ただし、この世界に住む亜人種たちは人間の住居を襲撃することも! 数日ゲームにログインしなかったら我が家が大変なことに... なんて話もあるので、一家の主としてしっかり守り抜きたい. フロンティアに生きる4つのキャラクタークラス ウォーリア(戦士): 攻撃力/防御力ともに優れ、RPGにおける花形クラス. 強敵に立ち向かう時ほどウォーリア無しにはいられない、最前線の必須キャラクターだ. 育成には少し苦労もあるが、様々な武器と防具を使いこなせて、プレイスタイルは幅広い. コツコツ遊ぶのが好きな人にはオススメのクラスである. ウィザード(魔法使い): 天から特別な才能を与えられた存在. 4属性の魔法を自由自在に操り敵を攻撃する、魔法のプロフェッショナル. スキル発動時にはAP(アクションポイント)を消費するため、APが切れるとタダの人となるので、AP管理が大切だ. マメだけど派手なことが好きならウィザードを選ぼう. テイマー(猛獣使い): その名の通り、野生動物を飼いならす(テイミング)ことが可能な、特殊能力を持ったクラス. テイミングした動物は愛玩ペットにしたり、より高度な命令を与えて人間のために働かせることもできる. テイミング済みのペットをテイマー以外のクラスに対して、お金やアイテムと交換すれば商売にもなる. バード(吟遊詩人): 美しい歌声によって味方の士気を高めるといった、支援スキルが得意なクラス. 逆に敵の能力値を一時的に下げるなど、妨害効果を持つ歌もある. ただし、本人の戦闘能力はあまり高くないため、ウォーリアやウィザードとの協力プレイが必要. 戦闘が長引くほどにバードの真価は発揮される. シナリオ考案と設定考証を、あの『ロードス島戦記』で知られる水野良氏が担当しているだけあり、中世ヨーロッパの混沌とした世界観をベースに"剣と魔法のファンタジー"を見事に再現した『アルカディアサーガ』. カワイイキャラクターと馴れ合いだけのMMOはもういらない. 史上最凶のスリルを味わいたければ今すぐ体験しよう.