田中理恵が初V 男子は内村5連覇 体操全

体操の全日本選手権は8日、ロンドン五輪2次選考会を兼ねて東京・国立代々木競技場で最終日があり、個人総合決勝で、男子は五輪に内定している内村航平(コナミ)が92.650点で史上4人目の5連覇を達成した. 女子は田中理恵(日体大研究員)が56.450点で初優勝. 7連覇を狙った鶴見虹子(日体大)は7位に終わった. 内村を除いて競われる五輪選考では、2日間の合計で男子は田中和仁(徳洲会)が179.800点でトップ、加藤凌平、野々村笙吾の順大1年勢が続いた. 女子は田中が112.650点で首位で、寺本明日香(レジックスポーツ)が2位. 五輪最終選考会を兼ねたNHK杯(5月4、5日)の成績が加算され、代表各5人(男子は内村を含む)が決まる. 自動車大手10社の4~6月期連結決算が3日出そろった. 東日本大震災後の減産に伴う前年の販売不振から立ち直り、国内や北米で販売が好調に推移. 三菱自動車を除く9社が売上高を伸ばし、日産自動車を除く9社の営業損益が増益または黒字転換した. トヨタ自動車と日産、スズキ、ダイハツ工業富士重工業日野自動車の6社が過去最高の世界販売台数を記録. ダイハツいすゞ自動車、日野の3社は営業利益、純利益とも最高益となった. 国内ではエコカー補助金の効果に昨年の減産の反動増が重なり、トヨタやホンダ、日野の販売台数は前年の2倍前後に. 北米の販売も好調なホンダは、売上高で日産を上回った. 日産はモデル末期の車種の在庫を売るために販売会社に支払う奨励金が北米でかさみ、2期連続の減益となった. 三菱自は欧州での販売不振が響いて減収となった. 国内ではエコカー補助金が近く終了する見通しで、反動減は必至. 欧州市場も経済危機で低迷が続くなど、今後のリスク要因は少なくない. ホンダの岩村哲夫副社長は「欧州の商売のやり方を大胆に見直そうと考えている」と話す.