容疑者「自宅の農薬使い1人で」 会社の待

南極観測船しらせが4日午後4時半(日本時間午後10時半)、3季ぶりに昭和基地に接岸した. 基地周辺は海氷が厚い状態が続いて2季連続で接岸できず、燃料や機材が不足して観測にも影響が出ていた. しらせは基地の沖約600メートルに到着. 基地のタンクにパイプをつないで、燃料を直接送れるようになった. しらせは一昨年、昨年とも基地の手前約20キロで進めなくなった. 基地から沖約100キロあたりまでは、夏でも定着氷がびっしり張っており、厚い所は6メートル、積雪は2メートルにもなる. しらせは例年より3日早い昨年11月8日に東京を出発、12月14日には昭和基地まで約20キロに近づいた. その後は船を体当たりさせて砕氷する航行を2千回近く繰り返した. 昨年末は1日に1キロしか進めない日も続いたという. 観測隊派遣元の国立極地研究所の本吉洋一・南極観測センター長は「基地の燃料不足も深刻で、接岸できない状態がこれ以上続いたら越冬も危ぶまれる事態だった. 今後の観測にとって朗報だ」と話している. (中山由美). マルハニチロホールディングスの子会社が製造した冷凍食品から農薬マラチオンが検出された事件で、子会社アクリフーズの契約社員、阿部利樹容疑者(49)=偽計業務妨害の疑いで逮捕=が「自宅にたまたまあった農薬を使って、1人でやった」と話していることがわかった. 【特集】農薬混入事件 事件関係者が明らかにした. 動機については「賃金が下がったことを含め、会社の待遇に不満があった. 人を傷つける目的はなかった」と話しているという. 群馬県警の説明では、阿部容疑者は29日の取り調べで、容疑を認める供述を始めた. 捜査関係者によると、事件の目的について、会社の業務を妨害するためだったという趣旨の供述とともに、「こんなことになるとは思わなかった」などと話したという. 北米アイスホッケーリーグ(NHL)は20日に第3週を終え、東カンファレンスの大都市圏地区はペンギンズが4連勝し、勝ち点14で首位を守った. 大西洋地区はレッドウイングズとメープルリーフスが勝ち点12で並んだ. 西カンファレンスの太平洋地区はシャークス、中地区はアバランチが首位を守った. (時事).