幻の鳥、せっせと子育て 奄美大島のオオト

中東カタール内務省によると、首都ドーハの大型ショッピングモール「ビラジオ」で28日午前、大規模な火災が発生し、子ども13人を含む19人が死亡した. 在ドーハ日本大使館カタール当局に確認したところ、犠牲者に日本人らしき名前はなかったという. AP通信などによると、死亡した19人にはスペイン人の子ども4人、ニュージーランド人の子ども3人、フランス人の子ども1人が含まれているという. 女性保育士4人も亡くなっており、モール内の託児所で逃げ遅れた可能性がある. 火災の通報は午前11時ごろだったという. 出火の原因は分かっていない. ビラジオは2006年にオープンした同国最大級の高級モールで、スケートリンクや映画館などもある. (ダマスカス=村山祐介). 鹿児島県奄美大島だけに生息する国の天然記念物オオトラツグミが子育てする様子を、同県奄美市の写真家浜田太さん(58)が撮影した. 浜田さんは4月14日、島南部の山中で3羽のヒナがいる巣を発見. 50メートルほど離れた場所からカメラをリモコンで操作して連日撮影し、親がミミズをヒナに与えたりする様子をとらえた. ヒナは10日後に巣立ったという. 浜田さんは「30年近く撮り続けて、初めて子育てを見た. 一生懸命生きる親子の姿に手が震えた」と話した. 環境省によると、オオトラツグミの推定生息数は800~1千羽. 国のレッドリストで絶滅危惧2類に分類される. 鳴き声は聞こえても姿を見つけるのは難しく、「幻の鳥」とも言われる. (伊藤宏樹).