リネージュ2』クロニクルスを記念した、オ

エヌ・シー・ジャパンは12月18日、PC用MMORPGリネージュ2』のオフラインイベント、"クロニクルス アップデート記念プレミア"を、竹芝・NEW PEAR HALLにて開催した. 本イベントは12月21日に実装されるアップデート、"クロニクルス"と、その後に続く"破滅の女神"の紹介、そしてクイズ大会やレアアイテムも出るリアルガチャなどのお楽しみ要素も用意された、ファン向けの内容である. 最初のイベントプログラム"Evolutionカンファレンス"では、開発コーディネーターの申 敏秀(シンミンス)氏とプロデューサーの長瀬健裕氏がまず登壇. この二人は過去、数々のオフラインイベントに参加しており、特に申氏はいつもサービス精神旺盛なトークで知られる、本タイトルの"顔"とも呼べる人物だ. さらに、この日は続けて2名のスタッフが登場. 新プロデューサーの小高氏と新開発コーディネーターの五条氏が紹介された. 申氏と長瀬氏は担当を外れるわけではなく、より統括的な立場になるとのことだ. 新体制のメンバーとなる小高氏と五条氏からは、今週火曜日に実装される大型アップデート、クロニクルスの代表的なコンテンツをピックアップして紹介が行われた. クロニクルスのテーマは"思い出の共有". 仲間と過ごしたさまざまな思い出を、新しくなる『リネージュ2』でも体験し作っていく、という想いが込められているようだ. クロニクルスによる劇的な変化の代表として取り上げられたのが、本作の象徴的なエリア"ドラゴンバレー". これまで配置されていたアンデッド系モンスターは姿を消し、より強力なモンスターが出現する. また、突然襲ってくるモンスターの群れや、アイテムを使って召喚する新レイドボスなどもおり、油断できない狩場になるそうだ. ドラゴンバレーにあるダンジョンはかなりの高難易度. ドーナツ状のエリアを大量のモンスターがぐるぐると疾走していて、1体に手を出すとすべてがいっせいに襲いかかってくる. 通路を巡回するモンスターもいる. やりかた次第ではおいしい狩場になるし、追加された新規クエストの中にはグレードの高い装備品の報酬もあるので、パーティを組んで挑戦してほしい. また、小高氏は「ドラゴンバレーに起こる変化によって、クロニクルスによる『リネージュ2』全体の変化を感じてもらえるのでは」と述べた. 2つ目のコンテンツ紹介はエピッククエストについて. セブンサインクエストの第2章にあたるものでメインシナリオに深く関わり、重厚なストーリーが楽しめる. その詳細やクエストの難易度などについてはあまり触れられなかった. 3つ目は一定周期で開催されるPvPイベント、オリンピアードに関連したアップデート情報だ. 今回の見所は新たに3つの競技場、三分岐道、オルビル円形闘技場、英雄の跡が追加された点である. 特徴は障害物が多く、戦略/戦術性を要求されること. 障害物のせいで射線が通らない場所も多い. ただ、本アップデートで相手との距離を一気に詰めるような新スキルも実装されるため、対戦スタイルも変わるのではないかとの話であった. また、様々な競技に参加するデイリークエストも実装される. その他、小高氏と五条氏からはワンタイムパスワードの導入や、盟主がゲームにログインしなくなってしまった血盟(=ギルド)へのサポートなどを検討中であることが発表された. もっとも議論が白熱したテーマは"血盟戦システム"について 次に、事前に公式サイト上でプレイヤーからの意見・要望を8つのカテゴリで募集した中から、特に反応が多かったものを紹介する"クリエイティブディスカッション". プレイヤーが今一番気にしていること、ゲームバランスに対する不満や要望を汲み取るための意見募集だが、もちろんすぐに答えが出るものばかりではない. このプログラムはあくまで集計後の中間報告となっていた. 開発コーディネーターとして日本プレイヤーの好みや、プレイスタイルを開発側に伝える役目を担ってきた申氏は、韓国、日本、北米プレイヤーの違いについて語ってくれた. たとえばペット. 韓国では見た目より性能を重視し、北米では車やバイク型のアガシオンがほしいといった要望が多い. 一方日本ではペットの外見を成長させたい、名前を変更したいなどパートナーとして扱い、思い入れが強くなるような機能をほしがるようだ. ただ、こういった感覚は文化の壁も大きく開発側になぜこの機能をいれてほしいのか、理解してもらうまでに半年近くかかることも珍しくないらしい. グラフィックや世界観の担当者にも"守りたい世界観"があり、それを守りながら、ではどうやって日本のプレイヤーが望むアイテムや機能を実装してもらうかを考えていくのが開発コーディネイターの苦悩のようだ. また、事前の意見募集ではプレイヤー同士の意見交換も行えた. そこでもっとも白熱したテーマは血盟戦についてだが、これもサービス国の中で、日本だけが一番反応が違うらしい. 基本的に韓国、台湾、北米は血盟戦=戦争が大好き. 「戦争で生まれる友情もある」と言われるぐらいなんだとか. もともと日本のプレイヤーはPvP、GvGを好まない傾向が強いが、来場者に向けて「そもそも『リネージュ2』に戦争コンテンツは不要と思うか? 」という問いかけをしたところ、チラホラ手が挙がっていた. しかし申氏は「韓国ではゼロ人です」とコメント. 個人的に非常に日本らしいなぁと感じたのは、戦争で有名になった血盟のメンバーは敵対する血盟員からの干渉などを理由に、普段から狩りのパーティに入れてもらいにくいというデメリットをプレイヤーが感じているという点だった. 最後に申氏は「今後はアイテムだけでなく、システム全体をプレイヤーと一緒に作っていきたい」と述べた. 3つ目の大きな発表は"New Projectカンファレンス". 実は今回のアップデート、クロニクルはさらにその先にある大型アップデートCT3の下地となるもので、真に『リネージュ2』に大きな変化が訪れるのはこのCT3からとなる. 韓国G-Starでは"破滅の女神"と呼ばれていたアップデートのことだ. 本カンファレンスではG-Starで公開された破滅の女神のムービーを元に、CT3の概要が解説された. 基本的なストーリーだが、主人公はもちろん破滅の女神ことシーレンである. この世界を作り上げたのは創造神アインハザードと破壊神グランカインで、シーレンはこの二人の神の娘なのだ. 詳しい話は公式サイトの神話と歴史で解説されているが、グランカインは実の娘でありシーレンを誘惑するというあやまちを犯し、その結果としてシーレンは6匹の竜を生み、"死"の概念を世界に作り破滅の女神となった. 目覚めたシーレンに対抗するためには、今までアデン大陸にいた6つの種族は覚醒が必要となる. 覚醒とは実質4次転職に相当するシステムだが、今まであった上位クラスへの転職とは大きく異なっている. 種族によっては3次転職の時点で6種類にも分岐している、現状のクラス制度だが、覚醒後は8つのクラスがメインとなり分岐していた数多くのクラスはある程度統合されるとのことだ. 事前に公開されたCT3のムービーでは、女ドワーフがヒーラーのようなアクションを見せたことで、「ドワっ娘がヒールできるようになるのですか! ? 」という問い合わせが数百件届いたらしい. これについて申氏は、クラスの方向性が8つに統合された結果、ドワーフもヒーラー的な立場になるかもしれません」とコメントしていた. また、メインとなる8クラスのうち、シーゲルナイト、ティールウォリア、フェオウィザードの3種類のみスキル動画とイラストが公開された. ●シーゲルナイト ●ティールウォリア ●フェオウィザード その他、アデンのどこかにある異世界という新エリア"Megmeld"のイメージ画像もスクリーンに映し出された. 一部はまだ日本語での呼び名が決まっていないものもあったが、Neo Newbie World=初心者のエリアも登場. G-Starでは既存の話せる島はCT3で完全に消滅. 今後はどの種族で初めても、同じエリアが出発点となると発表されたが、このNeo Newbie Worldがその出発点のことであろう. ●Arkan: Magmeldの中心都市. エルフが見つけた町. ●Fairys Settlement: フェアリーが住む町 ●Dark Place of Exile: 闇の流刑地Genesis: アインラッドの作った世界の始まりの地 ●Orbis: 英雄たちの集まる地 ●Neo Newbie World カンファレンスの最後に申氏は、来年実装予定の破滅の女神アップデートに向けてゲーム内の世界では血の雨が降ったり、村が焼け野原になるなど、シーレンのせいで少しずつ変わってしまう世界をプレイヤーは体験できるだろうと述べた. この他、ディスカッションやカンファレンスの合間には、毎回超高難度で知られる"SSクイズ"や、ワールドを3つの勢力にわけてフレア討伐を競うタイムアタック、オーバーエンチャント+10に成功するとリアルガチャに1回挑戦できる催し物などが行われた. この日の来場者数は開場間もなくで300人を超え、サービス開始から6年を迎えても、まだまだ衰えない本作の人気とパワーを見せ付けられたイベントであった. 19日、広島1―0日本ハム) 広島の新人・野村が、日本ハムの2年目・斎藤に投げ勝った. 2回1死三塁、飯山が仕掛けてきたスクイズ. とっさにスライダーをたたきつけ、思惑を砕く. 相手はファウルにするのが精いっぱい. その後も、勝負球の選択、制球を誤ることなく、スコアボードにゼロを七つ並べた. ともに夏の全国高校選手権決勝の舞台を経験し、東京六大学では斎藤が早大、野村は明大で、30勝300奪三振達成は1学年上の斎藤がリーグ史上6人目、野村が7人目だ.