富山工、強打でつかんだ初の甲子園 計82

4日、清水2―1広島) 清水の執念が実った. 後半11分、李記帝が2回目の警告を受けて退場となったが、数的不利をバネにした. 同35分にドリブルで持ち込んだ高木が同点ゴール、さらに4分後にはPKを一度ははじかれた大前が、自ら押し込み直して勝ち越した. 10試合ぶりの勝利に、ゴトビ監督は開口一番、日本語で「すばらしい」. 会心の笑顔だった. 27日、富山大会決勝 富山工15―8富山商) 全6試合で1回に先取点をとった富山工. 計82安打62得点の強打で、春夏通じて初の甲子園をつかんだ. 決勝も1回、向島の内野安打などで2点先制. その後も攻撃の手を緩めず、富山商に打ち勝った. 大会直前に足を負傷した監督の入院が長引き、顧問の1人の須賀教諭が急きょ監督になった. 監督は「実力のある子たちが自信をつけて人間的に成長してくれた. 最高の結果を出せてよかった.