ギョ、クニマスが人工孵化? 山梨で稚魚続

絶滅したとされながら一昨年、山梨県の西湖で70余年ぶりに発見されたクニマスを増やす取り組みが進んでいる. 昨年12月には、クニマスとおぼしき魚で人工孵化(ふか)に成功. 親魚が本当にクニマスなのか、鑑定も進められている. 山梨県水産技術センターが、昨秋から毎月1回、西湖でクニマスとみられる魚を捕り、人工授精を続けている. 12月から次々と稚魚がかえり、約200匹は、約3センチまで育った. クニマスの再発見に一役買った東京海洋大客員准教授のさかなクンが、今月7日、同センター忍野支所を訪れた. 「ひゃーかわいい! 」 稚魚が泳ぐ水槽をのぞき込むなり、かん高い声をあげた. 今にもかえりそうな卵、生まれたばかりで腹に栄養の袋を抱えた稚魚もいる. 「再び現れてくれたクニマスを見て、多くの人が生き物たちを取り巻く環境にも目を向けるようになってほしいです」と話す. 愛知大学野球の春季リーグ戦は14日、名古屋市の瑞穂球場で第6週の3回戦2試合があり、愛院大が5季連続44度目の優勝を決めた. 第1試合で愛工大を破り、四つ目の勝ち点を獲得. 第2試合で名城大が敗れたため、2週を残し、愛院大以外が勝ち点を4に伸ばす可能性が消えた. 5連覇は2002年秋に6連覇した愛院大以来. 愛院大は全日本大学選手権(6月12日開幕、東京)に3年連続で出場する. 愛院大は5回、敵失をきっかけに一挙5得点. 左腕原崎(1年、静岡)を中心に無失点で切り抜けた. 愛工大は最下位が決まり、2部1位との入れ替え戦(6月2日から)に回る. ◇ 愛院大6―0愛工大、中部大4―1名城大.

フランス北部のパンリー原子力発電所で5日、小規模な火災が発生し、原子炉1基が自動停止した. 仏電力公社(EDF)の説明によると、火はすぐに消し止められたが、ポンプが破損して冷却水が漏れた. 冷却水は原子炉建屋内のタンクに回収したという. 原因を調べている仏原子力安全機関(ASN)によると、パンリー原発2号機の建屋内の油だまりから発火した. 詳細は分かっていない. 原子炉の外部への放射能漏れはなく、負傷者もなかったという. ASNは国際的な事故評価尺度(INES)では、深刻度が下から2番目の「レベル1」相当だと暫定評価した. フランスは電力の8割近くを原子力に依存する原発大国. 東京電力福島第一原発事故を受け、22日に第1回投票がある仏大統領選では原発問題が争点の一つ. 現職のサルコジ氏は5日にマニフェストを発表した際も原発推進の姿勢を維持すると明言していた. (パリ=稲田信司).