GMO熊谷氏を実業家として成功させた3つ

悔しいけど勝ち組です! GMOインターネット株式会社 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷正寿 熊谷氏はまず自社(GMO)の紹介から講演をスタートさせた. よくよく聞いてみるといかに自社が素晴らしいかという話なのだが、箇条書きでまとめてみたので下記をご覧いただきたい. ・GMOの強みはすべて自社開発 ・サポートセンターは24時間365日稼働 ・世界一を目指す福利厚生 ・社食、金曜夜はクラブ&Bar ・自分の席からWebカメラで確認できる託児所 ・マッサージを市場価格の約半額で受けられる さらにGMOが展開するさまざまなサービスについても触れたが、なんとそのほぼすべてで業界1位を獲得しているというのだ. つまり言ってみればGMOは完全な勝ち組企業である. "Gゲー"は旧来型のコンソールゲームをスマートフォンで動作させるプラットフォームのこと. 120を越える多数の企業が参入している. そんな勝ち組企業のトップである熊谷氏だが、20代前半のころは大変な苦労人であったことを明かした. 曰く、「ひとり4役」(熊谷). "社会人"と"夫"、"父親"、"学生"を同時に進行し、その生活のなかではまったく充足感が得られなかったそうだ. 「仕事も家庭もすべて自分が選択してこの状況になってきたわけですが、なにかおかしいんです. 自分が選択してきたことで、自分の生活が理想の状況になっていないわけです」(伊藤) そこでふと熊谷氏が行ったのが"手帳に目標を書いたこと". 「いまはこうだけど将来こうなる、ということを夢として書いたらフっと心が楽になったんです. それでつぎに自分が一生涯にやりたいことを全部書き出してみました」(熊谷) この経験から導き出されたのが、"目標をかなえるための3つのアクション"である. 1,やりたいことリストの作成 ⇒できるだけ事細かに、リアルに書き出す. 2,夢・人生ピラミッドの作成 ⇒基礎レベルを充実させれば、その上の実現レベル、結果レベルもついてくる. 3,未来年表の作成 ⇒現状と将来の差を明確にする. この3つのアクションを行って、熊谷氏は成功をおさめたのだと断言. 「経営でいちばん大切なことは、自分の夢をはっきりさせること. 自分にとっての灯台をはっきりさせましょう」と続けた. 自社、GMOに関しても「自分がインターネット関連の仕事をやるなんて夢にも思わなかったが、"1番になること"にこだわっていたら自然とここに行き着きました. 」(熊谷)と. 最後に熊谷氏は「自分がインターネットの波に乗れたように、いま来ているAndroidの波に乗れる人がいるはずです. いま紹介したようなやり方で成功をおさめてくれたら幸いです. 」と若き企業家たちにエールを送って締めくくった. じつはこの日が誕生日だった熊谷氏. 講演の最後にこんなサプライズも. 日立システムアンドサービス(日立システム、中村博行執行役社長)は8月3 0日、「ポータブル セキュア クライアント μVNC」が三菱UFJフィナンシャル ・グループのITベンダーであるUFJIS(中村新太郎取締役社長)に採用された と発表した. 「ポータブル セキュア クライアント μVNC」は、携帯電話からインターネ ット経由で遠隔地のPCを操作するソフト. UFJISは、携帯電話から社内ポータ ルにアクセスするためのシステムを同ソフトを利用して構築. 7月31日から試 験運用を開始した. アクセスした情報が携帯電話に残らないセキュリティの高さや、圧縮データ や差分情報だけを送受信することでのレスポンスの速さなどをUFJISは評価. 複数の類似製品を検討していたなかで、日立システム製品を選んだ.